はじめに
この記事は 競プロ Advent Calendar 2021 - Adventar の11日目の記事です。遅刻してしまいごめんなさい…
本題
競プロを始めて1年と8ヶ月、ようやく橙コーダーになることができました!
皆さん、沢山のファボ及びお祝いリプライ本当にありがとうございます!
競プロ始めてから1年8ヶ月、初の銀パフォでついに橙達成です!!!やった!!!!
— nok0 (@nok0_kyopro) 2021年11月21日
nok0さんのAtCoder Regular Contest 129での成績:7位
パフォーマンス:3200相当
レーティング:2297→2427 (+130) :)
Highestを更新し、三段になりました!#AtCoder #ARC129 https://t.co/g2KwPWvoNV pic.twitter.com/BN8H51JkAP
自己紹介は以前の記事(入緑しました!! - つちのこの日記)で書きましたし、ポエムは恥ずかしいので赤になるまでは取っておきます。 また、先人の皆さんがモチベーションの維持、コンテストの立ち回りなどの話は書いていたので、今回は別の視点から書きます。
本記事では、黄コーダーから橙コーダーになるための実力向上に役立ったことを、お薦め順に書こうと思います。
CodeForces Div.1 バチャ
- 効果 ☆☆☆☆☆
- 手軽さ ☆☆
- 総合評価 ☆☆☆☆☆
最強です。ARC以上の難易度のセットを、緊張感を持って練習することができます。まったり精進をするのも大事ですが、やはりバチャは時間内に通し切ることが求められるため、考察と実装の精度力、速度力をバランス良く鍛えることが出来ます。 Upsolve をすることで新たな知識も身に付きます。
欠点としては、英語を読まなければいけない(これは利点かもしれません)、拘束時間が長い(最低2時間、Upsolveもするならばそれ以上)などがありますが、欠点を補って余りあるほどの利点があるので、是非やりましょう!
人のブログ・解説記事を読む
- 効果 ☆☆☆
- 手軽さ ☆☆☆☆☆
- 総合評価 ☆☆☆☆
新しい知識や、他人の考察手順、コンテスト中の立ち回りを学べるなど、実は様々な利点があります。 知識ゲーはARC以上ではあまり出ないし、効果が微妙だと考える方もいるかもしれませんが、実は高度典型はARCで何回も出ています。実際、私が橙になった回も高度典型(k値PSP)が ARC-E として出題され、maspy さんの解説ブログを読んでいたおかげでコンテスト中にその問題を解き銀パフォを得ることが出来ました。 何より、コンテストに役立つ役立たない以前に、新しいことを学ぶのは人間の知識欲を満たすことが出来て非常に楽しいです!
記事を読むのは通勤・通学中等いつでも出来て、疲れている時でもやりやすいので、本当にお手軽です。貪欲に知識を仕入れていきましょう!
おすすめのブログ(HP?)は maspyのHP です。
AtCoder 橙diff埋め
- 効果 ☆☆☆☆
- 手軽さ ☆☆☆
- 総合評価 ☆☆☆☆
AtCoderのレートは、基本的にちょっとした成功を積み重ねるよりも、一発大成功を当てた方が上がりやすい仕様となっています。そして、大成功を当てるためには異常早解きをする、もしくは自分の適正難易度以上の高難易度を解く必要があります。
高難易度を解くための練習として、橙diffを考えるのは非常に有用です。橙diffは、黄色程度の実力があれば時間をかければ大抵は苦労しつつも解けることができると思います。その経験を繰り返すことで、本番でも橙diffを通せる確率を上げていけると思います。
AtCoder 黄diff埋め
- 効果 ☆☆☆(レートが2200以下なら☆☆☆☆くらい)
- 手軽さ ☆☆☆
- 総合評価 ☆☆☆
黄diffは、橙になるためには基本的に解けるべき難易度です。(といってもまだまだコンテスト中解けないことはあります…) 黄diffを埋めることで、抜けている典型を抑えられたり、ちょっとした ad-hoc の練習ができるので、特に黄色下位のうちはおすすめの精進方法です。
AtCoder 赤diffを考える
- 効果 ☆☆☆-☆☆☆☆
- 手軽さ ☆☆
- 総合評価 ☆☆☆
橙diff埋めでも言及したように、高難易度を通す練習は大事です。ただ赤diffはむずかしいので、中々解けなくて大変だったり、解けなすぎてモチベが低下する危険もあります。まずは橙diffを埋めにいく方が良さそうな気がします。
作問
- 効果 ☆☆
- 手軽さ ☆ (原案を考えるだけなら☆☆☆)
- 総合評価 ☆☆(楽しさは☆☆☆☆☆)
正直、作問で実力がすぐに向上するかと言うと微妙ですし、テストケースまで用意するとなるとやや面倒であることは事実です。ただ競プロの実力を上げたいのであれば、上に示した他の方法を行う方が効率はいいと思います。
しかし、作問は本当に楽しいです!自分が考えた面白そうな問題が解けた時は本当に気持ちいいですし、皆さんが自分の問題を解いてこの問題は面白かった、このテクニックは勉強になったなどと褒められるととても嬉しくなります。
ぜひみなさんにも作問を楽しんで頂きたいです!
おわりに
競プロを楽しんで続けることで、橙にまでなることができました。まだまだ知らないことばかりですし、これからも勉強していくことで強くなる余地は無限に残っているように感じています。長い道のりですが、赤を目指して頑張ります!
明日の記事は Rute さんの 「Sushiを食べながらSushiを解く」です。