つちのこの日記

競プロと音ゲーがメインです。

ICPC2023 Asia Yokohama Regional・nok0 (チームSPJ) 視点

今回はそこそこ結果に満足できたので、書きます。割と適当に時系列順に書きなぐる感じです。

本番前

去年の横浜は正直散々な結果でした、実力的には 1 桁順位取って当然な状況だったにもかかわらず酷い冷え方をして、本当に悔しかったのを覚えています。

今年は実力を出し切ることを目標にしていました。また、上振れて僕のレートがチームで一番高くなっていた1 ので、貢献できないとまずいなとも思ってました。 不安要素としては、卒論や駒場祭準備などで去年に比べて忙しく練習がそこまで取れていない点や、エディタをVS Codium から CLion に変えた点などがありました。

Day 1

存在しませんでした。2チームメイトとスタッフの皆さんには多大に迷惑をお掛けしてしまったみたいで、本当に申し訳ないです。

チーム自己紹介の終わり際について、ちょっとだけ環境を確認していました。

チームメイト二人はなぜか夕飯食べに行くことなく帰っちゃったので、慶応の masamune の皆さんについていき、中華街でご飯を食べました。masanune の皆さん、ありがとうございました!全然メニュー貰えなくてイライラしたりもしましたが、コスパは抜群で良かったです。

ご飯後はまーたさんと小さいゲーセンで少し音ゲーをして、音ゲー欲を発散しました。

早く寝たかったのですが、ABC330 の Writer をしていたので Clar 対応をしていました。ABC330-G はかなり面倒な問題だったのですが、最終的に複数 AC 出てて嬉しかったです。ABC が終わって少しして、寝ました。

Day 2

いつものことですが、あまり眠れなかったです。5 時くらいに起きて、そこから二度寝を試みるもうまくいかずぼーっとしてました。

コンテスト会場には 8:40 直前につき、緊張するな~と言いながら待機してました。今回は setup をくまーに任せて、A を自分が読んでやる感じの初動でした。

コンテスト中

A 問題を緊張しながら読むと、まあ簡単だったので DP を書いて実装、AC。B も程なくして通りました。

その後 F から順に読むが、F が簡単には見えなくてむずいかも?と言ってしまい、反省です。F をくまーに投げるとぱっと解いてくれて助かりました。D は明らかにくまーが得意分野なので任せることに、繰り返し回数が 9 以下なことだけ気づいたのでそこを強調しておきました。(大事そうでよかった)

僕は数え上げ担当なので E と G を考えます。 E は素直な bit DP で解けることに気付き提出するも、配列適当に確保しすぎて TLE 。定数倍を詰めると手元で 16 sec で不安だったが、これ以上早くならない気がしたのでお願いしながら出すと無事 AC が帰ってきて安心します。

K をチームメイトが考えている間に G を考えます。よく考えると状態数が少ないいつものやつであることに気付き、K の実装途中でしたが G の実装が非常に軽いことから交代してもらい、すぐに AC。 K もその勢いで通ります。

残りは C,H,I,J です。AC 数と得意分野的に自分が H 、zkou が I 、くまーが J を考えることとします。この割り振りが結果的に功を奏しました。

10 分程度で、zkou が I の想定解と同じ解法を急に言ってくれて、感動。実装も最初は大変な方針があったらしいですが、幾何担当のくまーが簡単な実装を思いついてくれて、I を FA。チームメイト二人が天才すぎてありがたいです。

H は最初 DP を考えていたが、問題的にどうしようもない気がして詰まっていました。制約が小さく、各 $i$ について状態を $2$ つのどちらかにすることから Project Selection Problem か?と思うと解法が生えます。 普段はライブラリで辺を張っているので、辺の張り方がわからず zkou に相談しながら無事 AC!実は計算量 $ 10 ^ {10 }$ オーダーでしたが、フローなので行ける!と言って勇気を出してよかったです。(賢く辺を張れば頂点数が $2$ 乗オーダーにならないことにコンテスト後に気付く)

C, J は残りの時間並列に考えていましたが、解けませんでした。C はある程度詰まっていて、最後の処理が書ききれなかったですが、tonosama の話を聞いている感じ出していても TLE してたかなという印象。

J は貪欲に気づけないの良くないですね、一つの解法に固執してしまったのが反省です。

結果

5 位で、東大内では 3 位でした。Speed Star はやっぱり強いですね、悔しいという感情を抱くのが程遠い程度には実力差があります。

The Raspberry Candies に負けたのは普通に悔しいです。DELIAIR と The Raspberry Candies はライバルという印象で、今年で引退されるので、勝ち切りたかったです。

懇親

大会に参加された方、スタッフの方、企業の方とそこそこお話できました。JAG の夏合宿で話した人から声を掛けてもらえてとても嬉しかったです、次回こそは名札を持っていきます。

まとめ

良くも悪くも今の実力相応の結果だったかなと思います。去年よりは勿論非常に良い結果で、実力を出せたのは嬉しいんですが、まだまだ強さが足りないなというところもあり悔しいです。

来年は僕たちのチームが最高代ということになります。5 年間同じチームで出ているというのはかなりレアだと思うので、有終の美を飾れるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。

p.s. 来年は駒場祭と日程ずらしてくれると嬉しいです、後宿泊費もうちょい欲しいです(横浜のホテル、高い!)


  1. かなり久々な気がします
  2. 詳細略